MESSAGE

会社情報・代表ご挨拶

新型コロナウイルス感染拡大から丸3年、未だ終息しておりませんが、次第にWITHコロナへと移行し、マスクや仕切り板のない日常が見えてきたことは喜ばしいことです。この間、在宅勤務の広がりなど私たちの働き方や社会生活に大きな変化がありました。また昨年2月に始まったロシアのウクライナ侵攻をきっかけにエネルギーや原材料価格が急騰し、当社も仕入価格がアップするなかで難しい採算管理が求められています。

自動ドアの新規需要は首都圏を中心に建築需要が旺盛なことから底堅く推移しています。北海道及び東北においては歴史が長く保有管理台数が多いことから、古い自動ドアを更新する取替受注が収益確保に貢献しています。また、2021年1月に新たに進出した九州福岡支店も順調に受注を伸ばしております。

自動ドアの用途の多様化が進んでいます。お体の不自由な方やお年寄りに優しいバリアフリー設備として、また出入管理システムと連動する防犯設備として、更に病院や食品工場などでは衛生管理に資する設備として今後も安定した需要が見込まれます。また、新型コロナウイルスの感染拡大により、自動ドアが元来有する非接触という特性が再評価され、手動のドアを自動ドア化する需要も増加しています。

当社は今後とも新規需要が集中する首都圏でのシェアを伸ばすと同時に、2022年末時点で30万台を超えたエンドユーザーを対象に収益率の高い取替・リニューアルに注力し、"ストック型"ビジネスで安定的な成長を目指します。一方で「Fi-R(リモート)」(IoT技術を活用した遠隔モニタリングによる新しい保守サービス)やFTF-CAS(業界初の遮煙性能を有する特定防火設備自動ドア)などの実績に見られるように、今後も新しい商品やサービスの開拓にも積極的に取り組んで参ります。

当社は今年11月に創業60周年を迎えます。長年に亘り築いてきた信用と基盤を活かし、更なる発展に向けて全社を挙げて邁進して参る所存です。お客様はじめ関係各位におかれましては今後ともご支援ご指導を賜りますようお願い申し上げます。

2023年3月