安全ガイドライン

自動ドアの事故傾向

自動ドア事故の主な原因は『駆け込み進入』『立ち止まり』『斜めからの進入』が多くを占めています。また、小さなお子様や高齢者が事故に逢われるケースが多く見られます。

主な事故例

  • 駆け込みによる衝突
    閉じ途中の自動ドア、または開き途中の自動ドアに急いで駆け込み衝突。
  • 戸袋側進入によるお衝突
    子供が自動ドアの戸袋側で遊んでいて、開いてきた自動ドアに衝突。
  • 立ち止まりによる挟まれ
    自動ドア走行部で立ち止まっていて、閉じてきた自動ドアに挟まれた。
  • 斜め進入による接触
    閉じ途中の自動ドアに斜めから進入して、反転した自動ドアが開ききらないうちに接触。
  • 引き込まれ
    子供が自動ドアに触って遊んでいるうちに自動ドアが開いて、自動ドアと方立の間に手を挟んだ。

自動ドアの安全対策・衝突防止対策

起動検出範囲の例

横幅方向の起動検出範囲は、有効開口幅より左右それぞれ150mm以上広げることをお勧めいたします。 進行方向の起動検出範囲は、ドアの中心から1,000mm以上とすることをお勧めいたします。

  • 引分けの場合
  • 片引きの場合(戸先側壁が平行)

※本図の起動検出範囲は、ガイドラインに定められた方法で測定した値です。
  なお、光線反射式センサーの検出範囲は、検出対象物である人の衣服の色や大きさ、およびセンサーの設置環境等の
  諸条件によって異なります。

挟まれ防止対策

ドア走行部における存在検出例

自動ドア走行部の人や物び検出は、動体と静止体を検出できる補助センサーによって行います。
通行者の立ち止まりなどによる挟まれ防止対策のため、自動ドアはドア走行部およびドア直近の人や物を検出すると開放します。

  • ●ドア走行部の不感知帯は、内外それぞれ150mm未満にすることをお勧めいたします。
  • ●不感知帯が150mm以上になってしまう場合は、閉じ速度を250mm/秒以下にすることをお勧めいたします。

開閉速度と開放タイマー

医療施設や公共施設などの場合には、閉じ速度をより遅くすることで、障害者や高齢者、子供連れの方などが利用する際の安全性が高まります。また、ドアが開いて人が通過してから、扉が閉まり始めるまでの時間(開放タイマー)も可能な限り長くすることをお勧めいたします。

  • ※障害者、高齢者、子供連れなどが多く利用する場所の例

補助光電センサーの設置高さ

補助光電センサーの高さは、1光線の場合小さなお子様も検出できるよう、床面から200mm~700mmの範囲に 設置する必要があります。

  • 平面図 側面図

建物管理者様へのお願い

自動ドアは毎日使用されるものですので、機械的、電気的消耗に対し、定期的な点検や調整・部品交換を行い、常に良好な状態を維持することが安全確保のための第一歩です。自動ドアの日常の維持管理と安全対策のために、自動ドア施工技能士を取得した専門家による『定期的な点検業務』をお勧めいたします。

保守・メンテナンスのご案内

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